利用企業事例:富沢印刷株式会社

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行き詰まっていたDXの環境整備が激変。
新しいツールの浸透で情報共有もスムーズに。

富沢印刷株式会社
(窓口担当者様:印刷部製本課 山田 秀明 様)
業種
製造業
企業紹介
1960年に創業し、印刷物全般(デザインから印刷・加工・納品まで)、
動画制作編集、オンライン配信など印刷物だけではなく動画制作も展開。
企業HP
https://10330.co.jp/新しいタブで開きます
受講講座
  • DXリテラシー・
    DX人材育成基礎コース
  • 業務改善Excel+RPAツール
    ハンズオンコース
  • 製造業特化AI
    ジェネラリストコース
  • 業務をアプリ化する初心者向け
    ノーコードツールの基礎講座
  • 企業DX担当者・伴走者育成と
    ノーコードツール構築講座
  • Excelデータ活用スキル習得講座
受講前
  • 国の補助金で新たにノーコードツールを導入したもののうまく運用できず、社内は既存のツールで十分だという認識のままだった。
  • 工場見学や入稿予定などの社内情報の共有は、個人間での手渡しやメールで非効率的だった。
受講後
  • ノーコードツールの知識が身につき、担当者から運用方法を発信したことで、3か月後にはどの社員も使いこなせるようになった。
  • 社内の情報を全員へ一斉通知、内容の見落としがなくなり一元管理も可能になった。

ご担当者へインタビュー

印刷部製本課山田 秀明
総務部渡邉 舞
国の補助金で導入したツールを活用しきれていなかった
山田様:
私は印刷部製本課で副工場長として働いていますが、2024年9月に新設されたDX部のリーダーも兼務しています。
受講前に課題として感じていたことは、ツールの活用方法でした。すでに社内では、ノーコードツールの「kintone」(以下、ノーコードツール)を国の補助金で導入し、DXの推進に取り組んでいました。しかし、ノーコードツールを使ってアプリを作れるようになったものの、その機能は限定的なものになりがちでうまく活用できず、社内に浸透しないという状況が続いていたのです。このほかにも、既存の印刷用ソフトウェアとの連携をどうすればよいか、自動化をしたくてもその知識や経験がなかったことも課題でした。
行き詰まっていたDXの推進が受講の原動力
山田様:
結局ノーコードツールを活用しきれないまま、導入サポート企業との契約期間が終了してしまい、あとは自社で対応するしかない状況になってしまいました。私が、社内の担当窓口を引き継ぐことになったのですが2ヶ月間ほど手をつけられず、どうしたらよいかわからず途方に暮れていたタイミングで、本事業を知り受講を決めました。
渡邉様:
私はExcelデータの活用講座を受講しました。昨年度までオンデマンド印刷の部署にいてExcelを使うことが多かったことと、総務部の業務で扱っているデータを活用したいと思っていたことがきっかけです。抽出したデータを元に、「A社の受注は前年より30%落ちている」など取引先の状況をグラフ化したり、課題の要因を見つけたりして、業務で扱っている数値を営業部にフィードバックできるようになりたいと考えていました。
社内の雰囲気が大きく変化、業務の見える化で情報共有もスムーズに
渡邉様:
Excelのデータ活用講座は、初歩から応用へステップアップしていく内容でした。私はExcelを独学で習得したので、初歩的な内容でも知識の再確認ができましたし、応用的な内容は社内での活用方法をイメージしながら学べました。10分程度で区切られた動画講座だったので、業務中に合間をみて無理なく受講できたこともありがたかったです。
受講ペースが落ちると事務局からリマインドメールが届くため、常にスケジュールを確認しながら緊張感を持って取り組めました。
社内全体でいうと、業務の見える化ができるようになったことが大きな変化ですね。例えば、今までは、入稿スケジュールや工場見学に来社される企業の情報共有はメールや文書による通知だったため、伝え忘れや見落としもありました。しかし、ノーコードツールで共有するようになってからは、情報を入力してボタンを押すだけで社内全体へ一斉通知ができるようになり、一元管理も可能になりました。営業部の外回り報告においても所定の書式にまとめて、紙で上司へ報告する形式では監視されているような感覚が生まれがちですが、ノーコードツールを使った報告だと適切な距離感になり、業務の見える化も実現できています。
山田様:
私は、ノーコードツールの細かな操作方法や運用方法を学べたことで業務管理アプリを作る視点が広がったと感じています。操作しにくい部分を別の機能を取り入れて改善するという発想ができるようになったので、実際に使い勝手もよくなってきています。新しいツールの導入は私自身も含め、当初は抵抗があって既存のツールで十分という思いもありました。しかし、改善を繰り返して情報共有を重ねた結果、今ではなくてはならないツールとなっています。
個人の学びから組織の力へ、広がる活用の可能性
山田様:
DX課は各部門から兼任でメンバーが集まっており、週1回のペースで操作方法などを情報共有する機会を設けています。共有した情報は各部門へ持ち帰り、部内でも展開していたため、受講を始めてから、社内では「業務管理アプリの相談をしたい時はDX課の兼任メンバーに聞けば大丈夫」という認識が浸透してきて、この3〜4か月で雰囲気が激変しました。1社で複数の講座申し込みが可能だったため同時に5名が受講できたことで、スピード感を持った社内変革につながりました。まだ講座は受講途中ですが、修了後に社内全体へ発表する機会を予定しています。
渡邉様:
受講した知識をアウトプットすることは、自分のためだけでなく他の社員や会社のためにもなります。全ての内容を活用できなくとも、必ず抱えている課題に対する答えが得られるはずです。もし業務で困っていることがあるけれど改善策がわからないという企業のみなさんには、業種を問わず本事業の利用をおすすめしたいです。
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